
4月に入って仕事を休んでいない。
毎日どこかしらのクライアントさんのお店や会社で
黒板の打ち合わせや描いたりしている。
オーナーさんへは毎日インタビューしているように
思う。話を聞かない日はない。
●他のお店との違いはどんなことでしょうか?
●このお店に来ないと体験できないことはなんですか?
●どんな想いでお店をオープンさせたのですか?
●お客様にどんな体験をしていただきたいのですか?
●一番楽しいことはどんなことでしょうか?
今月は飲食店さんがほとんどですが、
全てのお店を伺って同じ質問をさせて頂いている。
お店はどのお店も一軒一軒もちろん違いますし、
オーナーさんも違います。
ですが、どのお店も何故か答えが一緒なんです。
「うちは食材に拘っていて、料理も丁寧に作っています」
「調味料は○○のものを使っている」
「お酒は種類が豊富」
ずっとお店の中にいると、外からお店を見る視点が
本当に薄れてきて、中からの発信になってしまうんですよね。
お客様にまず知っていただいて、お店の中に一歩足を運んで
いただかないと、こだわりの食材も、こだわりの調味料も
味わってはいただけません。
当然ですけれど
知らないお店には行かないし、興味なければ
足だって向かない。
例えば、
「ブログやっているんだけれど、だれも読んでくれないのですが
どうすればいいんでしょうか?」という質問があったりします。
自分の日記を読んでもらいたい!という想いがそこに
隠れていると思うのですが、
「知らない人の意見とか日記なんて誰も読まないですよね?」
と答えているのを見かけることあります。
これと似ているのかな、と。
知らないお店には行かないし、興味ないよね、
料理が丁寧なのは、プロとしては当たり前のことですし、
食材に拘っていないお店って、逆にあるのかなぁ〜。
他店との違いが、この答えくらいしか出てこないんです。
本当にまさか!と思うんですけど、だいたのお店が
こういうお答えなんです。
お客様は選びようがない。
このお店にくる価値が分からないから。
他のお店ではなくて、ここに来る理由が明確に
分かれば、お店に入ります。
毎日の業務に追われていると、プロモーション
マーケティングを考えている時間がなかなか取れない、
というお声もよく聞きます。
マーケティングの問題を考え続けることは
オーナーの大切なお仕事の一つであるはず。
それを黒板に書く。
手で書くことはできます。
上手とか下手とか、得意不得意という問題ではなくて、
お店を選んでもらうための言葉。
プロモーション考える=黒板を書く
黒板書く時間なんてないんだよね〜
とは、よくいわれるセリフなのですが、
黒板は最初からうまく行かなくても、書き直して
どんな言葉がお客様に響くのかを
実験できるツールです。
黒板に、このお店にこないと体験できないことや、
お客様に体験して欲しいことなどを是非書いて欲しい。
それがきっかけになり、来店してくださる確率もあがります。

どんなお料理がでるのかも、よくわからなかった・・・と
お客様に言われていた!というこちらのお店も
黒板を生かしてくださっています。
自分のお店を選んでもらうために、
店頭とても大事になってきます。