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黒板を書くための取材

黒板一枚を完成させるためには
まずご依頼をいただいたかたについて
調べるところから始まる。
ホームページはもちろん、SNSとクチコミ情報など。

そして現場へ足を運ぶ、取材する、
オーナーさんにヒアリングする。
ここではコミュニケーション力も必要だ。

そこから黒板のレイアウトを
考える、取材してきたものを整理し編集する。

同じ業界の情報も調べる。どんな言葉がぴったりくるのかを
想像してみる。

そしてラフを書く。修正する。

よく考えてみると、これだけのことを限られた時間の中でやっている。
今となっては、当たり前のように仕事としてやっている。

黒板を目にしたお客様にどんな行動を起こして欲しいのか。
どんなふうに感じて欲しいのか。

そこを想像しながら考えて書くことが大切だ。

だから、取材の時にはどういう目的で黒板を使いたいのかを
じっくり伺う。

新規のお客様にいらして欲しいのか。
お店のサービスをもっと知って欲しいのか。
それらは、最終的にはもちろん売り上げを上げるということに
繋がっていく。

取材をさせていただいた中から、
その目的に応じて、キーワードとなる言葉を切り取るのが
自分の仕事です。


大筋が決まると実際に黒板を書くのは早いほうだ。

逆に言うと、取材から編集するところまでが黒板マーケティングのとなる。

「黒板書いているんですね?絵がお上手なんですね?」
「小さい時から字がお上手だったんでしょう?」
「黒板って、絵が上手な人じゃないと書けない」
「黒板って、字が上手な人じゃないと書けない」

そこじゃなくて、現場に足を運ばないといけない。
むしろこれです(笑)

戦略を考え、黒板のクオリティも保ちつつ、
商品も情報も鮮度が命なので、スピード感も必要。

イラストや文字が上手く書ける黒板職人というよりは、
仕事をしてくれる黒板、働く黒板を書く黒板職人を目指している。