
黒板を書いていたら、周りのかたに
「黒板書いてもらえたら助かる人がいると思うよ」
というところからスタートした自分の仕事。
その時は誰のお役に立てるのかが、自分の中にはっきりとした
ものがまだありませんでした。
ご依頼があればひたすら黒板を書くということを
3年くらい続けてきたあたりから、
「自分はどんな人の役に立ちたいのか」を明確に決めることが
今後の人生においてとても大切なことだと気づき始めた。
それまで、なんとなくぼんやりしていたけれど、
何をテーマに起業するかは、サービスや商品ありきがはじめに
来るのではなくて
これからの人生で誰の役に立ちたいのか
自分のこれからの時間をどんな人のために使うのか
これを決めることが先決なのだと、起業してから時間がかかって
しまったけれど、これに尽きるなと学んだ。
なぜそう感じたかというと、
黒板を書く時に多くのお店のオーナーさんに
取材をさせていただいてきて、
「このお店でしか体験できないことや、このお店だけの
サービスはありますか?」と質問すると、
たいていが同業者が使いがちな言葉で返してくるかたが
ほとんどだからだ。
「どんなお客様にいらして欲しいですか?」とうかがうと
「だれにでもきて欲しい」
「若い人からお年寄りまできて欲しい」
「沢山の人にとにかくきて欲しい」
と言われます。
そのお気持ちは本当にわかるんですけど。
まず商品やサービスありきなんですよね。
自分もそうでしたけど(苦笑)
どんな人に喜んでもらいたいかが
明確になっていないと、商売の軸がづれてしまう。
いろんな人に合わせなくてはいけなくなってしまうから。

自分はどんな人の役に立ちたいのか
これをもう一度考えて、明日からまた進んでいこう!
そう思った1日でした。