BLOG

第9回文房具女子会

鎌倉での文具女子会を主催させていただくようになって
今日で9回目となる。

仕事でポスカを使っていたりするので、
なぜか「文房具の人」と言われることが多くなり、
手帳の書き方を教えて欲しい!
というところから、1回目は手帳の会として文具会を開催した。

手帳の使い方というテーマだったにも関わらず、
進めていくうちに、使っている手帳のこだわりや
買った時のエピソードなど、その人なりのこだわりが
詰まっていて、話しがかなり盛り上がった。

ノートそのものの話しというよりは、ノートにまつわる
ストーリーの話しに展開していった。

手帳を買う時のその人のポイント、こだわりに始まり、
その手帳を買う時の自分の心情、誰とどこに買いに行ったのか
買った時の決意、どんな時に持ち歩くのか
などなど、ノート一冊の話だけでもとても沢山の
話題に触れることができた。

そして、毎回テーマを決めて文房具について語り合うこの会。
他の場ではこれほど熱く語れる場所はない!と参加者の方々が
口々におっしゃる。

「同じ事を外で話したら、きっと変人扱いされてしまうよね」
というのが、みんなの一致した意見です。

安心して思い切り、自分が好きで、思い入れがあるものについて
語れるこの場所が、なんとも心地良いよりどころとなっているようです。

そんなわけで毎回テーマがあるのだけれど、
マスキングテープ
クリアファイル
ボールペン
お気に入りの缶
切手
消しゴムハンコ(スタンプ)
ポストカード
手帳
メモ帳

と毎回テーマを変えて開催してきました。

5回目が終わったくらいで、
「さすがにもうネタは切れたかな」とみんなが思っていたのですが、
次から次へと意外にもネタが切れる事もなく
9回目を迎えることとなった。

繰り返しになるけれど
楽しいと思うところは、
文房具そのものの話はもちろんのこと
その周りにあるストーリーがとても楽しい。

この紙質なつかしくて、自分の小学生のころに
これに何度も何度も絵を描いて、褒められてことを
鮮明に今でも覚えている、とか
これがどうしても欲しくて探し回ったけれど、
どこにも無くて、いろんな人に「これ見かけたら教えてね」
とお願いしておいたら、1人の人が覚えていてくれて
買ってきてくれた時には、感激した!とか。

「何か借り物をした時には一筆箋に、
必ずお礼の言葉を書き添えてお返しする。
今はわざわざ手で書く事をしないのかもしれないけれど
この人にはこんな柄の一筆箋で、と考える時間が
とても豊かな時間のように感じる」

そうおっしゃった方の、心の豊かさを垣間見た。

今日はお気に入りのメモ帳と一筆箋。

旅行先の美術館で購入した一筆箋や限定モノなど、
買った時の思い出、どんなシーンでこの一筆箋を使ったのか
その時の想いが蘇ったのか、話しは尽きなかった。

やっぱり、手を動かして自分の想いを伝えるって
いいな。

想いを共有できる場所があるって、すごくいい!