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新しい仕事を作る時

「新しい仕事をつくる」

なんて、カッコいい感じがする。
私は、周りの人に
「黒板を描いてくれる人がいたら、お店の人は助かると思うよ。
喜んでもらえると思う」と言われてなんとなく起業した。

全くもって、自分が独立するなんて考えてもいなかったし
計画を立てていたわけではない。

実際仕事を始めてみて、仕事内容を始めて出会ったかたに
説明する時に、本当に困った。

「黒板を書く仕事をしています」

すると、100パーセントの確率で
「それって職業なんですか?」と聞き返されました。

「それって、新しい仕事ですね。今までそういうお仕事されている人に
お会いしたことがない」

とも言われた。

「新しい仕事!」

そうか、私は新しい仕事を生み出したのか〜
なんて悠長に構えていたりもした。

全く、計画していたわけでもなく
新しい仕事をつくってしまっていた。

とはいえ、まず自分の仕事の説明がうまく伝わらなくて
よく凹んだ。
その時、ことばで伝えることの重要性を痛いほど感じた。

そして、100人中100人にわかってもらえるはずもなく
一定数disる人がいることも、身を持って体験した。

ビビりまくっていたから、がんばれるっていうことも
わかってきた。
人の倍以上やらないと、普通のレベルにまでいかない
こともわかった。

起業する時にはこんな精神が必要だよ〜、みたいな
本によく書かれていることは、起業当初これっぽちも知らなかった。

でも、気づいたらやっぱりそれらを体験していた。

●言語化の重要性
●よく凹む
●一定数アンチはいる
●どんな世界を作りたいのかを明確にする
●繰り返し成長する

みたいな。

初めの頃、いくら説明しても自分の仕事内容をなかなか
理解してもらえなかった。
でも考えてみると、自分で新しい仕事をつくったからだった。

みんな「黒板書く人」なんて職種は知らないから、
「?」って思われて当然なんですよね。
なのに、「わかってもらえない」と初めの頃は
本当に悩んでいた。

「知らないんだからそうだよね〜」が自分の中に
ストンと落ちた時から、気持ちがかなり軽くなった。

それは、起業したからこその発見だった。
今は好奇心をもって仕事に向かえるようになったし、
自分成長しているよな、って少しは感じられるようになった。

まだまだ発展途上だけれど、
黒板を書いた後に、クライアントさんが
「頼んでよかった」とおしゃってくださるかたが
ちょっとずつ増えてきました。

ありがとうという感謝しかないです。