
歳を重ねると「あれ」とか「あれあれ」とかいう単語が増える
のはなぜなのか、若い頃不思議に思っていた。
「あ〜あれね、あれ!」
「そう!あれなんだよね」
これで会話が成り立っている母親とかを見ていて
「どういう会話?」と思っていた。
しかし、である。
最近自分の会話の中に
「昨日、あそこ行ってきたんだけどね」
とか
「あれ知ってる?」
みたいな会話が増えてきた。
本当に名前が出てこないんです。
なんでなんでしょうか?(苦笑)
頭使っていないわけでもない、と自分では思っている。
毎日一応仕事しているし、本も少しは読んでいる。
が、しかし。
名前がとにかく思い出せない。
母親の会話を聞いて不思議に思っていた自分が、
やっぱり同じようになるもんだ、と最近諦めのような
なんなのか、そういう思いに至るようになってしまった。
諦めてしまうと、そこからどんどん崩れていってしまうであろう
と反省した私は、少しは頭を使おうと
お金の勉強を始めてみた。
久しぶりに試験も受けてみようかと、FPの教科書も購入した。
(きっと少しは頭使うようになるだろう)
もう、なんだか全てが暗号のように見えてきた
教科書。
でもやっぱり、知らなかったことを知るのは楽しいかもしれない。
それに、本当にちょっとしたことを知るか知らないかで、
その後の生き方が変わる。
お金のことに関しては、特に遅まきながらそう感じた。
仕事の合間の勉強なので、ガッツリ時間が取れたかというと
そうでもなかったが、試験には多くの若者がいて
これだけお金の勉強をしている人がいるんだ〜と
感心したのであった。
そういうことを知っただけでも、視野が広がった気がした。
社会人になると、勉強する時間はグッと減る。
そんな中でも、自分がちょっと興味を持ったら
その世界を覗いてみるのは楽しいし、好奇心を持つ事が
沢山あるのもなかなか良い。
昔から、この人素敵だなと思う方々って、
学ぶことをやめない人だったな〜と思い出したりしている。
久しぶりに頭を使った。
「ひさしぶり」なんて使うあたりが、歳とった証拠かな。
