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すっぽり抜ける「集客」の視点

仕事柄、起業した方の店頭黒板を書くことがある。
また、先日も「起業女子」予備軍の方々に向けて
マーケティング視点の大切さを話す機会があった。

これから起業をしよう!という方の中には
やっぱり自分の得意なことや好きなことを活かしたい
というところから起業を考えるかたがいる。

自分の場合は起業しよう!という目標があったわけではなく、
周りのかたに「黒板を書いてくれる人がいたら喜んでくれる人が
いると思うよ」という言葉につられ流れで起業したので、
初めの頃は本当に苦労した。

やりたい事と求められることは違う

このことに気づいたのは、かなり後になってからだ。
その世界で生き残れるのかどうかも、
今考えると恥ずかしいことだけれど、その時点では
全く頭になかった。

「やりたい!」とか「好き!」にこだわりすぎると、
いきなりの激戦区に突入してしまう。
それは、けしって悪い事ではないけれど、
リサーチ不足だな、と今なら感じてしまう。

他の人にはないもの、自分にあるもの
について深堀りしなければ、お金を頂くレベルにまで
自分をもっていくことが難しいという印象だ。

「やりたい!」とか「好き!」で頭が凝り固まってしまうと、
自分の事業内容を考えることに、時間と労力を取られてしまい
集客=マーケティングに関する視点が0になってしまう。

自分のお客様ってどこにいるの?
そのお客様にどうやって出会うの?

この視点がないと、イタリアンのコミュニティの中で、
フレンチレストランを開業してしまうかもしれないです。

どうやってお客様をみつけるのか、
稼ぎ続けるって本当に難しい。

お客様に伝え続ける力は必須で、そのための努力や時間は
「やりたい!」とか「好き!」とは別枠で確保しなければいけない、
そう感じている。

起業したての頃は、誰も自分の事知らないし、
そんなサービスがあることもわかりません。
自分が『これだ!」と思って作ったサービスも、
受け入れられるかどうかもわかりません。

何度も何度もチャレンジして、失敗しての繰り返し。
改善!改善!改善!

毎日毎日、こればかりを考えている。
マーケティングはどんな職種のかたにも必要な視点だ。
と改めて感じている今日この頃。

現場でも、描いては消し書いては消しの繰り返しだ。
改善!改善!改善!とプロセスは一緒。

今日もお疲れ様でした。